卒業旅行、人気はイタリア、韓国、アメリカ、フランス−行く学生は63.7%

  • 2008年12月19日
 毎日コミュニケーションズが2009年4月入社の内定者を対象に実施した、卒業旅行についての調査によると、海外での行き先で人気だったのは、イタリア(22.1%)、韓国(19.2%)、アメリカ本土(12.5%)、フランス(12.5%)であった。2007年の調査ではイタリア(27.9%)、フランス(27.9%)、韓国(16.2%)、2006年の調査ではイタリア(38.7%)、アメリカ本土(34.9%)、フランス(34.3%)となっている。

 卒業旅行に行く予定を聞いた質問では、「すでに行った」が5.0%、「すでに行ったがこれから行く予定がある」が10.7%、「これから行く予定がある」が48.0%となり、行く人の合計は63.7%となった。行かない36.3%の理由は、「卒論や授業で忙しい」が27.5%となったものの、「お金がもったいない」(24.8%)、「卒業旅行のほかに時間やお金を使いたいことがある」(11.0%)となっている。卒業旅行を「行っても行かなくても、特に意味のないイベント」と考えている回答者も40.0%で、毎日コミュニケーションズでは、卒業旅行自体への興味・関心が薄れている可能性を指摘した。

 学生時代の旅行の体験を聞くと、国内は「2〜3回」が26.7%、「4〜5回」が25.3%、「10回以上」が15.0%となった一方、海外旅行では「0回」が62.3%と大半を占めた。お金の使い道についての質問では、「今後の人生で役立つもの・実用的なもの(物、資格、技術など)」(55.0%)が、「今後の人生で役に立たないかもしれないが、経験として積めるもの(旅行、飲み会など)」(45.0%)を上回っている。

なお、調査は、毎日コミュニケーションズが運営する内定者のための社会人準備応援サイト、「マイコミフレッシャーズ」の会員を対象にメールでアンケートを送付した。調査期間は11月27日から12月3日までで、回答は男女ともに150件ずつ、合計300件寄せられた。