南アフリカ、ワールドカップのインフラ整備着々と−治安対策も十分

会場からの質問では治安や安全について不安視する声も聞かれたが、グロブラー氏は「改善に向けて15億ランド(約135億円)を投資している」と説明。4万1000人の警察官の増員や監視カメラの設置が進み、すでに治安が改善する傾向があるという。現在、法整備を含めて2010年までの戦略を立てており、北京オリンピックなどにも担当者を送って研究しているという。ワールドカップが開催される全エリアで安全が確保される計画で、ジョーダン氏も「夜でも安心してレストランに行ってもらえる。試合だけでなくアトラクションやイベント、食事なども楽しんで」とアピール。なお、これまでに開催されたスポーツの国際大会でも問題は起きていないという。
また、ブラッター氏は、2010年に向けて安全に関するインフラやシステムの改良を進めることで、2010年以降の旅行者に対してもより良い治安を提供できることを説明。その上で、「ワールドカップによって南アフリカの安全は改善する」と明言した。