楽天トラベル、年末年始の予約流通総額が過去最高−韓国は172%増

  • 2008年12月15日
 楽天トラベルによると、12月27日から1月4日の年末年始期間は国内が全体で前年比42.5%増、海外が53.1%増で予約が推移しているという。楽天トラベルの指標である予約流通金額(予約者の金額、広告、施設からの手数料等の合計)は、過去最高を記録しており、インターネットで価格や地域を比較、検討しながら選択できることが、高い伸びの要因という。

 海外旅行は円高の影響から、韓国の172.4%増、香港の155.0%増、グアムが123.3%増とそれぞれ大きな伸びを示している。特に燃油サーチャージの安さ、円高による旅行代金の総額に割安感が出ていることが要因。さらに、現地法人の仕入強化もこうした要因を支えているという。なお、ヨーロッパやハワイについては、「伸びはあるものの、アジア地域に比べて絶好調とは言えない程度」(楽天グループマーケティング部)としている。

 国内旅行はレンタカー予約が228.5%増と大幅な増加を示しているほか、ANA楽パックが114.4%増と堅調。ANA楽パックは北海道、東京、鹿児島が前年から倍増しており、鹿児島は大河ドラマの影響で脚光を集めたことが要因という。