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アイルランド政観、来年は春のセント・パトリックスと秋のハロウィンに重点

  • 2008年12月10日
 アイルランド大使館、アイルランド政府観光庁はこのほど、アイリッシュパブ・ナイトを共催、アイルランド政府観光庁日本代表の浅野公宏氏は今後の方針について、「日本マーケットは今後、春と秋に重点を置きプロモーションしていく」と、方向性を語った。春はセント・パトリックスデー、秋はハロウィンと、アイルランド発で世界に広まっている重要なイベントが開催される。特に春のセント・パトリックスデーは、今年以上に強力なプロモーションを展開していく。

 アイルランドは日本を、中国、インド、中東などとともにNDM(New Developing Market)のひとつとして位置づけている。今年は中国、インド、中東の伸びが牽引し、NDMは前年比10%増を記録。日本市場について浅野氏は、「最近の円高傾向を考えると、このままいけば来年は日本も増加する」とみている。アイルランド政府観光庁は1月1日から、NDMの本部を現在のロンドンからアブダビへ移転する予定で、浅野氏は「ヨーロッパとアジアの中間点にあり、時差の面で対応しやすいことから、新しいアプローチが見込める」と、期待を示している。

 なお、会場ではこの秋、新たに作成した「ベルファストと北アイルランドトラベルガイド」を紹介。アイルランド政府観光庁の「アイルランドをひとつの島としてプロモートしていく」という方針に基づいて作成されたもので、北アイルランド単独でははじめての日本語ガイドブックとなる。