アメリカン航空（AA）会長のジェラルド・アーピー氏が航空10社からなるアライアンス「ワンワールド」の会長に就任する。過去2年間、同職についたカンタス航空（QF）CEOのゲオフ・ディクソン氏の後任。アーピー氏は2009年2月に創設10周年をはじめ、メキシカーナ航空（MX）、およびMX系列会社のクリック・メキシカーナ航空の加盟など、ワンワールドの活動を主導する。このほか、アーピー氏は任期中に、大西洋間を運航するワンワールド加盟航空会社が、他のアライアンスなど同様に、反トラスト法の適用除外を得ることで、顧客サービス、特典の充実をはかる。

　ワンワールドはMXなどの加盟により、就航地域は約150ヶ国・地域の約700空港となり、1日の出発便数は9500便、年間旅客数は3億3000万人となる。