JTBワールドバケーションズ（JTBW）は、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの南米4ヶ国をプロモーションするメルコスール観光局の協賛を得て、JTB首都圏販売スタッフ100名を対象に「メルコスールナイト」を開催した。JTBWでは渡航者数が順調に増加している中南米地域について、特にブラジルを筆頭に販売を強化しており、今回のイベントは販売スタッフの教育を目的に開催したもの。海外旅行の申込数が減少しているなか、中南米方面の商品の取扱人員は今年上期が前年比92％増で大幅に増加。下期はオフシーズンであるものの、11月7日現在は13％増で推移している。

　JTBWの執行役員東日本販売本部長の島田順二氏は中南米の商品について、「以前は飛行時間に比例して価格が高かったが、今は行きたいと思った人が手の届きやすい価格になっている。インパクトのあるデスティネーションであり、需要もある」とし、今後はリピーター層を中心に、チャーター便を含めたさらなる展開を検討する考えだ。

　なお、当日は参加者を対象にメルコスールのセミナーを開催。その後、メルコスール観光局の説明のもと、サンバやタンゴのダンスのほか、中南米の楽器「アルパ」の演奏などのエンターテイメントを実施した。