Marriott Bonvoy

オアフ観光局、都会と自然の二面性を楽しめること強みに市場に浸透はかる

  • 2008年11月7日
 オアフ観光局は2009年のマーケティング戦略として、ホノルルを中心とした都会の要素「タウン」と、島の各地に残る豊富な自然、風景「カントリー」の2つを備えるデスティネーションとして打ち出していく。テーマは「タウンとカントリーが融合する島」とし、家族旅行や海外挙式、カップル、友人などこれまで主力としてきた客層別の訴求に加え、個々人のライフスタイルや価値観を重視した素材を旅行会社やメディアに紹介、観光局サイトでもアピールすることで、中長期的な視野を持ちながら、市場への浸透をはかる。

 オアフ観光局アジア地区マーケティング営業部長の三枝肇幸氏は「ハワイ州の各島がある中で、オアフだけが『都会』と『自然』の二つがある」といい、過ごし方として日中は郊外で自然をたのしみつつ、夜はホノルルのナイトライフを楽しむことが出来るという多様性を打ち出していく考え。このため、都会的な要素のひとつとして、芸術や文化的なイベントや地元の人たちが楽しむイベントなどを積極的に紹介。「カントリー」では、フルーツや花など収穫の季節や「旬」があることから、こうした情報を積極的に提供する。こうした情報の提供や素材の紹介により、個々の目的にあわせオアフを訪れる「ベストシーズン」を消費者が選択することで、旅の動機付けを強く促していく。

 旅行会社に向けても、「タウンとカントリー」をテーマに、四季のスポーツイベント、カルチャーイベント、ショッピングセール情報、植物、食べ物などを伝えるニュースレターを発行し、イベントの詳細情報のデータベースも公開する計画。これにより、旅行商品の企画への組み込み、オプショナルツアーの造成などを促したい考えだ。