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ザルツブルク州観光局、夏のアルム・トレッキングを提案−音楽と組み合わせ

  • 2008年11月5日
 ザルツブルク州観光局局長のレオ・バウエルンベルガー氏が来日、同州のハイキング旅行をアピールした。 バウエルンベルガー氏は、現在の経済状況を踏まえつつ、「こういうときこそ、パートナーとして売ってもらいたい」と話し、日本を「アジアの中でもっとも重要なマーケットである」と考えを述べた。今回の来日では「ザルツブルク州 高原の夏」として、アルムのハイキングを提案。「初心者から熟練者までさまざまなコースがあり、ハイキングを体験してもらいたい」と語った。

 ザルツブルクは夏の音楽祭やサウンド・オブ・ミュージックの町として、音楽で有名。ただし、周囲の80%はアルプスの山々に囲まれ、300以上の湖やホーエ・タウエルン国立公園、世界最大のヴェルフェンの氷穴を代表例として自然の見所が多い。2000を超す「アルム」と呼ばれる高原を歩くトレッキングコースは全長が約350キロメートル。全コースの90%が標高1000メートルから2000メートルで、ザルツブルクから車で30分から45分の距離に位置。トレッキングコースは7200の標識がついており、レベルに合わせた31のコースがあることから、初心者でもザルツブルクを基点にトレッキングやハイキングを楽しめる。

 現在、主力となる市場はドイツ、オーストリアなどヨーロッパの国々だが、ザルツブルク州観光局マーケティングマネージャーのゲルハルト・レスコバー氏は、来年の日本・オーストリア国交樹立140周年を契機に「ザルツブルクの夏を、日本の旅行会社とともにキャンペーンを行っていきたい」と意欲的だ。同氏は今回の来日に際し、大手旅行会社などを訪問しており、手ごろな価格で、ザルツブルクの自然と音楽を組み合わせたプランを提案し、興味を持つ会社もあったという。

 今回の来日した中に、オーベルジュ「ホテル・オーバウアー」も同行。ホテル・オーバウアーはレストラン・ガイドブックにおいて、ミシュランでは2つ星、ゴーミヨーでは4トックの評価を得ている。バウエルンベルガー氏は「ザルツブルクはレストランに恵まれており、有機栽培の食材を利用している」と、料理の美味しさとともに食の安全も強調。オーバウァーのオーナーシェフ、カール・オーバウアー氏は「食事を通じてオーストリアと日本を結ぶことができる」と食の魅力も高いことをアピールした。