ハワイ、08年の日本人訪問者数は約118万人を予想−9月は19.8%減に

  • 2008年10月30日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、9月の日本人訪問者数は前年比19.8%減の9万2965人となった。全世界からの旅行者数もアメリカを中心とする経済不況の影響で19.5%減の46万1051人と不振。特に、アメリカ本土は西海岸が21.5%減の17万6461人、東海岸が26.2%減の10万1019人と大きく減少した。こうした状況のなか、日本は1人あたりの1日の消費額は3.4%増の285.1米ドル(約2万8000円)、および一滞在あたりの消費額は4.8%増の1637.3米ドル(約16万円)とプラス推移を維持。また、日本人旅行者はリピーター率が前年の56%から60.3%と上昇したほか、ハネムーン客が9月までの累計で3%増加しているという。

 2008年通期としては、HTJディレクターの一倉隆氏は「120万人を死守したいとしていたが、現実的には118万人前後か」と見ている。前年実績と比較すると9%減。9月までの累計は9.3%減の87万9602人であり、10月からの3ヶ月については「昨年は約32万人であったが、不確定要素が多く、今年は30万人を予想している。ホノルルマラソンのある12月は約11万3500人となったが、チャーターの限界があり、昨年ほどの人数にはならないかもしれない。しかし、日並びの良い年末の訪問に期待している」とみている。


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