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RCAPSと南ア観光局がW杯に向けシンポジウム、観光促進に大きな期待

  • 2008年10月27日
 大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)は10月23日、南アフリカ観光局との共同で「2010 South African World Cup:Learning from the 2002 Korea Japan Experience」シンポジウムを開催した。これは、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)での経験を2010年に南アフリカで開催されるW杯に活かすことで、大会の成功と観光の促進につなげることを目的とするもの。

 シンポジウムには、南アフリカ観光局からロシェーン・シン最高マーケティング責任者も出席。同氏はW杯への準備が順調に進んでいることを強調し、W杯を契機として2010年までに同国への観光客数を1000万人にまで増やすことに強い意欲を示した。

 また、日韓W杯時に大分県知事を務めていた平松守彦氏は、大分への試合誘致の経緯を紹介。地方都市での開催が地域の活性化につながる実例を示し、南ア開催の成功にエールを送った。

 このほか、シンポジウムには駐日南アフリカ大使館一等書記官のグーラム・ダーウッド氏、ムプランガ州観光公園局最高マーケティング責任者のエゾロム・セゴベラ氏、日本旅行業協会(JATA)の南アフリカ旅行拡大ワーキンググループで座長を務めるジェイティービー国際部長の古澤徹氏、エミレーツ航空西日本支店長の田中和久氏が登壇。それぞれの立場から、W杯への期待、南アフリカ観光促進に向けた取り組みが紹介され、シンポジウム後には参加者の間で活発な議論が行なわれた。