求人情報
Marriott Bonvoy

アルバータ州、癒しとウェルネスの体験アピール、異業種とのキャンペーンも

  • 2008年10月27日
 カナダのアルバータ州観光公社は、今後も引き続き「体験」をテーマに同州の魅力を打ち出していく。なかでも今年からは「癒し」と「ウェルネス」に力を入れる。特に、カナディアン・ロッキーを縦断する観光ルート「アイス・フィールド・パークウェイ」沿いにある都市や町でのスパ体験や、祭りやイベントなどを含めたウェルネス体験を、積極的にプロモーションしていく方針だ。同社アジア太平洋地域担当ディレクターのモリーン・ライリー氏は「スキーやマウンテンバイクと比べ、スパ体験などは誰もが気軽にできる」とし、体験のハードルを低くすることで親近感を出していく考え。これらを通して「大自然の中での『体験』の魅力を知ってもらいたい」と、プロモーションに対する期待を語った。

 同州ではさまざまなスパ体験が可能だ。カルガリーやエドモントンの都市では、半日や1日のスパパッケージを提供するホテルやスパ施設が数多くあり、それぞれ個性豊かで多様な趣向に合わせて選ぶことができるという。郊外では、午前中はアクティビティ、午後はホテル内のスパでくつろぐという、リゾートホテルでの滞在型スパ体験も可能だ。また現在、同州内ではアイス・フィールド・ヘリコプター・ツアーズが催行する「ヘリ・ヨガ」を目当てに訪れる観光客が増えてきているとのこと。「ヘリ・ヨガ」とは、ヘリコプターでカナディアン・ロッキーの山中へ飛び、空気の良い山頂でのヨガと自然体験などのアクティビティを組み込んだツアーのこと。4月から10月限定のツアーで、天候や参加者のレベルによって旅程が変更されるのも特徴だ。

 同州では、こうした魅力をアピールする日本での活動として、リフレクソロジーサロン「ラフィネ」やヨガスタジオの「LAVA」とタイアップをし、異業種連動のキャンペーンを強化している。旅行業界にはセミナーや商談会を通して、同テーマの魅力や商品などの情報を提供していく考え。アルバータ州観光公社ディレクターの小西美砂江氏によると、これらのプロモーションの反応は「良好」とし、今後も消費者、そして業界の両方に向けてアプローチしていく方針だ。