台湾観光協会によると、9月の日本人訪問者数は前年比10.76％減の9万873人、1月から9月までの累計は6.21％減の80万8331人となり、7ヶ月連続で減少している。一方、9月の外国人訪問者数全体は3.99％増の30万7402人で累計は5.09％増の283万8887人。訪日台湾人数は9月単月で11.36％減の9万3112人で3月以来の減少となった。累計では5.13％増加し、102万8566人であった。

　なお、台湾政府は減少が続く日本人観光客の需要喚起を目的に、日本人観光客に対して補助金を支給する方針だ。方法や金額、人数、開始時期については未定。台湾観光協会の統計によると、2008年に入って以降は、2月が前年比8.96％の9万2852人であった以外は前年割れが続いている。減少の要因は燃油サーチャージの高騰との分析で、補助金により燃油サーチャージの負担を軽減し、旅行意欲の増進につなげたい考え。