教育旅行ナンバー1のオーストラリア、2001年以降堅調に推移

　文部科学省が発表した、2006年度のオーストラリアへの修学旅行者数は高等学校だけで3万8832人、小中学校を含めると4万3674人。2001年以降、増加しており、1位を維持している。この間、日本の海外旅行市場が増減を繰り返す不安定な状況にあるなか、堅い市場であるといえる。こうした背景を踏まえ、オーストラリア政府観光局（TA）は今後、教育旅行マーケットに一層の力を注いでいく。オーストラリアがエコツーリズムの先進国でもあることから、エコをはじめとした教育旅行用の素材の開発にも着手しており、オーストラリアの強みを最大限にいかした教育旅行の促進をはかる。

　TAは今後、TAや各州政府観光局がまとめた教育旅行の特集やマニュアル、ガイドなどを「教育旅行ガイドBOX」としてまとめ、TAの教育旅行サイトやイベントなどを通じて配布してく。また、今回の佼成学園女子高等学校の教育旅行をモデルに「修学旅行＋語学研修」を紹介するDVDを作成し、10月中には紹介用として旅行会社に配布していくほか、教育旅行サイトも今後、情報を拡充する予定だ。

▽オーストラリア政府観光局教育旅行サイト
http:// school.australia.jp