Marriott Bonvoy

グアム政観、販売しやすさを強調−ハード面の充実で多様なマーケットに対応

  • 2008年10月9日
  グアム政府観光局(GVB)日本代表の光森裕二氏は「海外旅行マーケットが低迷する中でも販売しやすいデスティネーションとして、グアムの魅力をストレートに伝えていく」と、意欲を示した。先ごろのJATA世界旅行博でのセミナーでは、近年のリノベーションによる宿泊施設の充実やチャペルの新設など、ハード面の充実により幅広い客層をターゲットにできることをアピール。主要客層はファミリーであるが、例えばグアム訪問者のうち約30%が50歳台以上、ウェディングでは昨年の海外挙式マーケット全体のシェアで25%を占め、マスマーケットとなっている。

 ウェディングでは、近場のため親族を呼びやすいメリットを強調。また、近年増える間際予約についても、団体であれば3か月を過ぎてから、個人であれば2週間を過ぎてからの予約が可能だとアピールする。旅行会社にとって販売しやすい状況もグアムの売りの1つとし、さらなる人数の取り込みをはかる。

 このほか、GVBは10月19日に20キロメートルを4人で走る駅伝とハーフマラソンを種目とする「第3回ココロードレース」、11月28日にはタモン地区のクリスマスイルミネーションの点灯式「GVBホリデイイルミネーション」などイベントを多数開催。こうしたイベント開催をふまえ、11月以降に発生する25名から30名以上の団体旅行を対象としたキャンペーンを実施する予定で、詳細は10月以降にGVBウェブサイトにて発表する。


▽各施設のリノベーション、新設の進捗は

 GVBによると、グアム・アウロラ・リゾート・ヴィラ・アンド・スパは旧オークラアイランドインをリノベーションし、12月に完了する予定だ。新たにアイランドウィングとしてオープンすると1ベッドルーム、2ベッドルームの全68室となる。このほか、グアムでは唯一となるパイプオルガンを設置したチャペルも2008年内に完成するという。また、シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾートでは、9月19日から2009年3月31日まで、業界向け料金を提供、クラブラウンジが利用可能となるラグーナクラブルームやラグーナクラブスイートの料金も用意する。ハイアット・リージェンシー・グアムは今年7月にリノベーションが完了。ロビーには光が多く差し込むようにし開放感を与え、客室ではトイレをウォッシュレットに対応、家具を低くして海をより身近に感じさせるなど工夫をしたという。


※訂正、修正案内 (編集部 10月17日 20時00分)
訂正:2段落目。グアムでの保健証を利用できないため、該当箇所を削除
前 ウェディングでは、グアムは保険証が利用可能なため妊婦でも安心して挙式できることや、親族を呼びやすいメリットを強調。
 ↓
後 ウェディングでは、近場のため親族を呼びやすいメリットを強調。

※関係各位にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。  


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