Marriott Bonvoy

ドイツ、日本ロマンチック街道と姉妹街道締結20周年でさらなる認知向上を

  • 2008年10月7日
 ドイツ観光局はこのほど、ロマンチック街道と日本のロマンチック街道が今年で姉妹街道締結20周年を迎えることを記念し、プレスミーティングを開催した。現地から約30名の関係者が来日し、ドイツ・ロマンチック街道協会ディレクターのユルゲン・ヴンシェンマイヤー氏は、「今後もさらに友好を深め、より多くの日本人に訪れていただきたい」と話した。

 ロマンチック街道を訪れる約2割が外国人訪問者で、中でも最も多い国籍は日本。今年はフランクフルト/フュッセン間を結ぶヨーロッパバスの利用者の約9割が日本人で、そのうち7割がインターネット経由の予約だ。ロマンチック街道沿いは、標識や看板が多く設置され、ドイツ語と共に日本語の表記があり、初めての訪問や個人でも迷う心配がないという。

 ひとり歩きが出来る整備状況であることから、今後はサイクリングやハイキングを日本市場に新たに提案する。例えば、サイクリングロードはレンタサイクルショップをはじめ、パンクなどに対応する24時間体制のバックアップサービスが各地に整備済み。また、ヨーロッパバスに自転車を積むことができ、バスを利用しながらサイクリングを楽しみ、各地の宿泊施設を利用するパッケージプランの設定もある。

 ドイツ観光局は来年のテーマに「アクティブホリディ」を掲げており、サイクリングやハイキングを提案、来年4月、5月に現地と協力したプロモーションを展開する計画だ。こうした動きにあわせ、グローバル・ユース・ビューローでは来年5月から7月まで、ローテンブルグに滞在しハイキングを楽しむ1週間のツアーを造成。ハイキングを組み込んだツアーは過去に設定していたが、今後は別パンフレットを作成し、滞在型の旅行の定着をめざす。