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ハワイ、8月の日本人訪問者数は14%減の12.1万人−各種指標と比べ「堅調」

  • 2008年10月1日
 ハワイ州観光局によると、8月の日本人訪問者数は13.9%減の12万1236人となった。滞在日数は0.4%減の6.28日、1人あたりの1日の消費額は2.4%増の233.9米ドルでとなった。ハワイへの座席供給量は17.2%減の14万5678席、日本人出国者数は10.1%減の151万6000人などの指標と比べ、8月の訪問者数についてHTJディレクターの一倉隆氏は7月からの燃油サーチャージの値上げをはじめとする厳しい環境において「堅調に推移した」との考えを示している。なお、北米市場についてはアメリカ西海岸が24.2%減の26万780人、東海岸が16.5%減の13万2932人となったが、カナダは8.5%増の1万9101人であった。

 なお、一倉氏によると、先ごろの日本ハワイ観光協議会(JHTC)において統計調査についてもデータの収集方法について、検討課題があることをハワイ側に伝えているという。例えば、8月の訪問者数のうち、ミーティング・コンベンション・インセンティブの項目では9.0%増の3517名となっているが、大型インセンティブの訪問で統計上の倍は訪れているという報告があることから、「州に対して検討材料として提示している」という。現在、ハワイの統計のうち、一部は空港でのサンプル調査から訪問の目的別統計を作成しているが、MICE関連については調査時期によって大きな誤差が出る場合も多く、次回のJHTC会合が予定されている来年5月にも州側の考えを改めて聞く考えだ。