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カンクン政観、日本市場を重視しサービス拡充−COも好調

  • 2008年9月22日
 カンクン政府観光局とコンチネンタル航空(CO)は9月17日、業界向けのセミナーを開催、来日したプロモーション・ディレクターであるホルフェ・ルイス・テイジェス氏は「ここ10年でカンクンの日本マーケットは堅調に推移している」と好調さをアピールした。10年前は2300人であったが、5年前には1万2000人に増加し、2008年は5万5000人になると予測している。今後も、10番目に大きいマーケットシェアを占める日本を重視し、さらなる誘致に向け、メディア露出や旅行業界向けのセミナーなどを継続していく予定。「実際に現地を見ることで、より良い商品造成ができる」とのことから、旅行業界向けのFAMツアーを積極的に実施したい考えだ。

 カンクンは現在2005年のハリケーン以降、約25億米ドル(約2621億円)をかけてホテルやビーチを改装。最近は、オールインクルーシブのホテルが人気で、特にハネムーナーに好評だという。ディジェス氏は重視する日本市場に対し、日本マーケットを重要視しているので、今後も引き続き、日本食や日本人スタッフなど、日本市場を意識したサービス体制を充実させていく予定。

 また、コンチネンタル航空(CO)日本支社長のチャールズ・ダンカン氏は、ヒューストン経由カンクン線について、乗り継ぎのスケジュールの良さをアピールし、「太平洋路線でトップ10に入っている。重要な路線の一つ」と重要性を強調する。COはヒューストンからメキシコ内31都市へ就航しており、日本市場の増加を追い風に、今後はカンクンのみならずメキシコ全体の路線の認知もはかっていく考えだ。

 なお、COではヒューストンから中南米への同日乗り継ぎ便の場合、受託手荷物のピックアップを不要とするバケッジスルーサービス「ITI(International to International)」を実施しており、好評だという。また、太平洋路線10周年を記念し、10月1日より2009年3月31日まで、ボーナスマイルキャンペーンを予定している。