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広東・香港・マカオ、共同セミナー初開催−珠江デルタ周遊を継続的に提案へ

  • 2008年9月26日
 広東・香港・マカオ・ツーリズム・マーケティング機構は今後、日本市場で3地域の観光素材を組み合わせた旅行を提案していく。同機構は広東旅游局と香港政府観光局(HKTB)、マカオ観光局が共同で出資し、香港に本部を置く組織で、JATA世界旅行博にあわせて9月19日に日本で初めてセミナーを開催した。HKTB本局が中心となって定期的にミーティングを開催して方針を決定する同機構は、日本で活動は本部の方針に従い、HKTBとマカオ観光局が協力して展開する。

 セミナーでは、各地域の素材を組み合わせたモデルコースを掲載した日本語の資料を配布。モデルコースは「テーマパーク5泊6日」と「ゴルフ&美食三昧4泊5日」、「UNESCO文化遺産コース6泊7日」の3コースだ。香港のディズニーランド、ビクトリア・ハーバーでのシンフォニー・オブ・ライツ、深センの東部華僑城に新たにオープンした「大侠谷」や世界最大のギネス記録を持つ12コース216ホールの「ミッションヒルズ・ゴルフ&リゾート」、マカオのエンターテイメントとショッピング、レストラン、コンベンションの複合施設「フィッシャーマンズワーフ」など、それぞれのデスティネーションの見どころを組み合わせている。今後については、消費者向けのイベントやセミナーなどを開催する可能性があるものの、現在のところ計画段階にあるという。

 なお、香港・マカオや香港・深センなどの周遊コースは、HKTBではこれまでにも提案、旅行商品として販売もされている。HKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏によると、HKTBでは「南中国を面で捉えて魅力を伝えたい」との狙いを持ち、HKTB単体としても珠江デルタ地域の素材を提案する考えだ。