農協観光、地場産と国産の食材にこだわる宿泊プランを発売−目標は5万人
農協観光は9月17日から、地場産と国産の食材にこだわる宿泊プランの販売を開始した。これは、食品の産地偽装問題が続く中、地場産と国産の食材を使用することで旅行先での安全で安心な食を提供することを目的としたもの。日本全国で173施設が参加し、地場食材を100%使用する「極める」コース、品数の半数程度に使用する「満喫」コース、品数の2、3品程度に使用する「味わう」コースの3つのコンセプトにあわせた夕食内容をそれぞれが設定している。さらに、地場産食材以外には全て国産を使用することも条件とした。農協観光では主婦層やシニア層をターゲットに、来年9月30日までに5万人の取扱人数、6億円の取扱高をめざす。今後は、団体旅行で利用する顧客への販促に加えてホームページからの予約を可能にしたほか、他社への販売委託も視野に入れている。同社ではこれまで、ホームページから宿泊プランのみの予約はできなかったが、10月中旬から今回の宿泊プランの予約が可能となるという。