国内の宿泊予約、旅行会社利用は12%、プランや特典、お勧めに魅力

  • 2008年9月10日
 インターワイヤードが運営するネットリサーチ「DIMSDRIVE」が実施した「国内旅行の宿泊予約」に関する調査によると、国内宿泊の方法は旅行情報サイトが最も多く、29.8%であった。

 行き先や宿泊先を決める際に参考にするのは、ホテルのホームページ(行き先43.4%、宿泊先54.3%)、旅行情報サイト(行き先40.0%、宿泊先40.9%)、その他のサイト(行き先31.4%、宿泊先31.1%)と、こちらもインターネットを情報源とする割合が高い。予約方法を選んだ理由をみると、旅行情報サイト、ホテルのホームページ、宿泊先に直接予約のいずれも「価格が安かった」という回答が最も多かった。旅行会社での予約したのは全体の12%で、「プラン・特典がよかったから」(40.3%)が「価格が安かった」(36.7%)よりもわずかに上回ったほか、「よい宿・部屋を勧めてくれた」も14.4%で、ほかの予約方法と比べて高かった。また、ホテルのホームページでは「部屋が選べたから」が14.9%となり、消費者がそれぞれの強みを理解して予約している傾向が表れた。

 また、最近の宿泊予約で利用した旅行情報サイトは楽天トラベルが37.0%、じゃらん.netが33.1%で、上位2サイトで7割を超える。利用した理由で最も多い回答は「以前に利用したことがあるサイトである」が58.6%で、その後「会員になっている」(46.0%)と続き、一度登録したサイトを継続して利用する傾向が見られた。また、上位サイトを比較すると、楽天トラベルはマイルやポイントが貯まること、じゃらん.netは検索操作の容易性、利用者の声、施設数が人気の理由として特に多くあげられた。一休.comでは宿泊プラン、JTBとともに信頼や安心などの項目が目立った。

 同調査は5月14日から22日までインターネットで実施し、9862名から回答を得た。そのうち男性が45.3%、女性が54.7%で、10代が1.0%、20代が14.3%、30代が34.5%、40代が30.2%、50代が13.9%、60代以上が6.1%であった。