南アフリカ、タンボ国際空港の新国際線到着ターミナルが供用開始

  • 2008年9月10日
 南アフリカ観光局によると9月3日、拡張工事が進められているO.R.タンボ国際空港内の「セントラル・ターミナルビル」が一部オープンし、国際線の到着ターミナルの供用が開始された。これにより、同空港に乗り入れる国際線は同ターミナルに到着することになる。到着ターミナルは従来の2.5倍に拡張したほか、到着後の導線を考慮した設計により、入国時の税関手続きがスムーズになった。

 新セントラル・ターミナルビルは2010年のサッカー・ワールドカップ開催に向けたインフラ開発の一環として、総工費23億ランド(約319億円)の予算によるプロジェクト。国際線到着ターミナルのオープンはその第1段階で、今後10月には1万8000平方メートルの敷地面積内を誇る店舗エリアがオープン、2009年4月には国内線・国際線の出発ターミナルが稼動する予定だ。同プロジェクトは2009年12月に終了を予定しており、同時期に国際線到着ターミナルにエアバスA380型機など多数の乗客の大量の手荷物を短時間で処理できる新手荷物管理システムが導入される。