南アフリカ、ホエール・ウォッチングの季節到来−豊富な観光資源をアピール

  • 2008年9月4日
 南アフリカ観光局(SAT)はこのほど、ホエール・ウォッチングの季節が到来したことを伝えた。これから春を迎える南アフリカの南岸沿いのガーデンルートには多くのクジラが見られ、これを目的に訪れる観光客数は年間5万人にのぼる。特に9月から11月は繁殖期のミナミセミクジラの大群が海岸近くまで回遊してくるため、陸から数メートルという至近距離で出産や子育てを見ることができる。

 ケープタウンから車で約1時間30分のところに位置する「ウォーカーベイ」は、世界でここだけといわれる「ホエールクライヤー」という案内人が常勤し、クジラが来ると笛で知らせてくれるため、クジラを見られる確率が高い世界屈指のスポットとして知られている。ホエール・ウォッチングの後、デフープ自然保護区やチチカマ国立公園を観光するツアーも人気だという。

 SATでは、日本で浸透しているサファリやケープタウン以外にも、ホエール・ウォッチングをはじめとする様々な観光素材があることを広く伝えていく方針だ。