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ゴールドコースト観光局など、体験を前面に12月から業界向けキャンペーン

  • 2008年9月5日
 ゴールドコースト観光局は9月1日、クイーンズランド州観光公社と共同で開催した「ゴールドコースト・ミッション2008」において、「日本市場では旅行会社を利用する旅行者が全体の85%」と旅行業界と協調し、引き続き誘致に取り組む姿勢を示した。ゴールドコースト観光局国際マーケティング本部長のゴードン・プライス氏は、「ゴールドコーストはビーチのイメージはあるが、実際に体験できるアクティビティを取り入れたツアーはあまりなかった」とし、「心に残る感動が(ゴールドコーストに)あることをアピールするため、イメージだけでなく深く体験できるキャンペーンを作った」と新たに体験を打ち出したキャンペーンについて紹介した。

 ゴールドコースト観光局とクイーンズランド観光公社、オーストラリア政府観光局(TA)は共同で、業界向けに「ゴールドコーストキャンペーン」を展開する。これは12月1日から来年4月17日までの期間限定で、会員制の「ノースクリフ・ライフセービング・クラブ」と提携し、日本市場を対象に利用できるようにしたもの。日本人スタッフが常駐し、ビーチでの遊び方を教えたり、地元ライフセーバーとの写真撮影、パラソル利用券や日焼け止めなどの無料提供を実施する。現在既に、旅行会社7社とパッケージ商品を造成。さらに、ビーチでのパーティやライフセーバーのデモンストレーションなど、個別のリクエストにも応じる。

 さらに、パッケージ商品の送客が減少しているため、ターゲットごとに体験プログラムを紹介した資料を作成した。今後も旅行業界を対象に説明会やワークショップを開催し、体験型のプログラムを紹介する。さらにプライス氏は、「円安、原油高騰などの影響から海外旅行が低迷するものの、体験型、インタラクティブ型の旅行を伝えたい」と話し、目的意識の強い渡航需要に期待を示した。