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スイス政観、世界遺産としてのブランド価値を周知−ワークショップ開催

  • 2008年8月26日
  スイス政府観光局は8月25日に開催した「スイストラベルワークショップ2008」において、7月に世界遺産登録された「レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景観」についてブランド価値を高めるプロモーション展開を進める考えを示した。同観光局が作成するパンフレットのシリーズに今回登録された世界遺産を「絶景ルート」として新たに加えるほか、ウェブサイトに動画を掲載する。また、同観光局では6月後半に訪問者が集中することから、「シーズンを分散したい」といい、「テーマのある旅を紹介する中でも、季節ごとの魅力を伝えていく」という。特に、「夏は高山植物しか見ることができないが、春は車窓から一面の花畑を見ることができ、秋は夏よりも気温が低く空気が澄み、景色が鮮明に見え、黄葉も楽しむことができる」と、夏以外の特徴をアピールしていく。

 エンガディン・サンモリッツ観光局によると、夏期はツェルネッツ/マローヤ間にあるベルグバーネン・インクルーシブに加盟するホテルに2連泊すると、同区間の山岳交通機関が無料になるという。冬期は無料にはならないが、安価で提供する。昨年からこのサービスがあったものの、今年はホテルへの到着日から出発日まで使用できるよう利便性を高めた。同観光局セールス・ディレクターのダニエル・ウェンガー氏は、「エンガディンの谷から山頂まで気軽に行くことができるのが魅力」と話す。9月には世界遺産登録を記念するイベントを開催。サンモリッツ湖でのイルミネーション点灯や有名アーティストによる演奏をはじめ、エンガディン地方の小さい街ごとにパーティを開くという。


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