ボストン、来年のマラソンの受付開始−記念事業多く、注目度も高まる

  • 2008年8月22日
 マサチューセッツ州観光局によると、9月3日午前9時(現地時間)から、来年4月20日に州都ボストンで開催されるボストンマラソンのエントリー受付が始まる。ボストンマラソンへの日本人参加者数は2008年は250名で、例年200名以上が参加しているという。参加には4時間30分以内の記録を有することが条件としてあり、旅行会社で募集型企画旅行を検討することろもあるものの、ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズムのほか、専門旅行会社に取り扱いがとどまっている。

 ただし、ボストンと日本のつながりも深く、青梅マラソンで優勝したランナーを男女1名ずつボストンマラソンに招待、逆に青梅マラソンにボストンマラソンのアメリカ人ランナーの成績優秀者が招待選手として来日するという交流が深められている。また、来年は京都とボストンの姉妹都市提携50周年を記念するイベントが計画されているほか、名古屋ボストン美術館とボストン美術館の提携10周年で記念ツアーも予定されている。

 マサチューセッツ州観光局では、ボストンマラソンをはじめ、来年の各種記念行事などのイベントのほか、ボストンレッドソックスで活躍する松坂投手による日本での認知の広がりを好機として、各種メディアの露出や旅行会社への情報提供などを継続していく。特に、メディアでは男性誌やインテリア、ガーデニングなど文化面からボストンが取り上げられており、来月に開催されるJATA世界旅行博でも消費者にアピールする考え。

 旅行会社もアメリカ東部の商品造成に動きがあり、従来のニューヨークからの日帰りだけでなく、ニューイングランドの紅葉ツアーをはじめ、滞在をともなうツアー造成が進んでいる。このため、旅行会社向けにマサチューセッツ州の日本語ガイドブックを作成し、さらなる商品造成につなげたいという。ガイドブックの希望者は下記を参照のこと。


▽マサチューセッツ州観光局日本語ガイドブックの請求先(10部以上は着払い)
TEL:03-6431-0041
Eメール:miyajima@m-newengland.com