ノースウエスト航空、観光局と共同で成田夜便キャンペーン−堅調な滑り出し

NW100便は7月に就航した成田発の夜便で、成田/サイパン間のダブルデイリーは初めてのこと。これにより、1ヶ月で約8000席が増加することになり、就航当初からNWとMVAともに同路線の高稼働をめざしたプロモーションを強化していた。MVAによると、7月のマリアナへの日本人訪問者数は、同便の就航の好影響もあり、前年比22.4%増の1万9012人で、前年から約3500人増と順調に推移しているが、今後も継続してプロモーションに力を入れていく考え。特にMVAはマリアナ就航便の確保と継続を意識した活動を強めている。夜便の特性を活かして20代、30代の客層をメインターゲットに、群馬県や長野県など首都圏周辺で、成田に前泊が必要であった地域発の需要拡大をにらんだアプローチを強めている。
また、MVAでは旅行商品の価格低下にも注意を払っていたが、想定していたほどの影響はないようだ。MVAではセミナーで、今までツアーではあまり着手されていなかったマリアナの魅力を伝え、価格以外で訴求できることをアピールしているところ。例えば、ジェイティービーは「超特サイパン」でNW夜便を利用し、テニアンでのウミガメ鑑賞ツアーやダイビング、ゴルフ、エステなど、従来のオプションであまり紹介していなかったプランも多く盛りこまれているという。
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