現地レポート:タイ−古都アンパワと、高級リゾート・チャアム
注目高まる新デスティネーション
古都アンパワと、高級リゾート・チャアム
〜「タイランド・トラベル・マート2008」レポート〜
タイは年間、約130万人の日本人観光客が訪れる東南アジア屈指の一大デスティネーション。観光地としての開発が進み、既にシティ、歴史・文化観光、ビーチリゾート、山岳リゾートなど、多くのデスティネーションがある。さらに、地形の起伏に富み、南北に長い国土には、まだまだ知られざる観光素材が点在する。今年の「タイランド・トラベル・マート2008」(TTM)のポストツアーで、近年、観光客に人気が集まりつつあるチャアム、アンパワという注目の2つの都市を訪れた。(取材協力:タイ国政府観光庁)
注目の高級ビーチリゾート、チャアム
ホアヒンとの組み合わせが有望
チャアムは、タイ湾に面した高級リゾート地として知られるホアヒンのすぐ北に位置し、バンコクから南へ約200キロメートル、車では高速道路を使って所要時間は3時間ほどにあるリゾート地。もともとは漁村だったが、ホアヒンの人気が高まるにつれ、同様に美しい海岸線が続くチャアムに欧米からの旅行客が好んで訪れるようになってきた。現在は国際クラスの高級ホテルやラグジュアリーリゾートの建設ラッシュが続いているという。
日本からの参加者のポストツアーの行き先にチャアムが選ばれたのは、こうした動きを反映してのことだろう。今回は、ジャック・ニコラウス設計の名ゴルフコースを有するリゾート「スプリングフィールド・ヴィレッジ・ゴルフ&スパ」、今年10月にオープンする「スプリングフィールド@シー」、ソフトオープンして間もない隠れ家リゾートの「ヘイブン」の3ヶ所を視察。夜はホアヒン市街のナイトマーケットを見学した。
ツアーに参加した牧野航空旅行営業本部法人営業マネージャーの高崎敏洋氏は、「日本でもリゾート志向のお客様は開拓精神に富み、新しい場所にどんどん出かけていく。そうした面でチャアムは有望なデスティネーション。また、ホアヒンは王族のリゾート地だったということもあり、夜でも女性やファミリー層でも安心して街歩きができる雰囲気だ」と、今後の販売に自信を示した。また、静鉄観光サービス企画部企画・手配課課長の杉山智之氏は「ホテルをはじめ、実際に現地を訪れないとわからないことが多い。新設のホテルやリゾートであれば、なおさらのこと。今回は収穫の多い視察となった」と語った。
穏やかで高級感の感じられるホアヒンとチャアムは今後、タイが集客で強さを見せるゴルフツアー、ロングステイ、ハネムーンといったニーズでも高まりをみせていくだろう。
洒落たブティックホテルが点在する
注目の古都アンパワ
バンコクから西へ約100キロメートル、マエクロン川沿いにあるアンパワは、古くから交易で栄えた古都。キングラマ2世の生誕地であり、伝統のベンジャロン焼きの産地としても知られる。今、この町はバンコクの富裕層や流行に敏感な層を中心に人気が高まっているのだ。水と田園が織りなす美しい景観、古都ならではの歴史と文化、新鮮な素材を使ったグルメなどがその理由のようだ。
この地域にはクウェー川の支流にあたる366もの運河が張り巡らされ、110の寺院が点在。川沿いでは昔ながらの生活が見られ、新鮮な食材を売る水上マーケットも人気だ。さらに宿泊施設は洗練されたブティックホテルが多い。バンコクから高速道路を使って車で約1時間と日帰りで訪れることのできるロケーションだが、できれば1泊から2泊のショートトリップ先として、バンコクでのシティライフとアンパワでの都会では味わえない上質な田園ライフという、相反するタイの魅力を提案したい。
古都アンパワと、高級リゾート・チャアム
〜「タイランド・トラベル・マート2008」レポート〜
タイは年間、約130万人の日本人観光客が訪れる東南アジア屈指の一大デスティネーション。観光地としての開発が進み、既にシティ、歴史・文化観光、ビーチリゾート、山岳リゾートなど、多くのデスティネーションがある。さらに、地形の起伏に富み、南北に長い国土には、まだまだ知られざる観光素材が点在する。今年の「タイランド・トラベル・マート2008」(TTM)のポストツアーで、近年、観光客に人気が集まりつつあるチャアム、アンパワという注目の2つの都市を訪れた。(取材協力:タイ国政府観光庁)
注目の高級ビーチリゾート、チャアム
ホアヒンとの組み合わせが有望
チャアムは、タイ湾に面した高級リゾート地として知られるホアヒンのすぐ北に位置し、バンコクから南へ約200キロメートル、車では高速道路を使って所要時間は3時間ほどにあるリゾート地。もともとは漁村だったが、ホアヒンの人気が高まるにつれ、同様に美しい海岸線が続くチャアムに欧米からの旅行客が好んで訪れるようになってきた。現在は国際クラスの高級ホテルやラグジュアリーリゾートの建設ラッシュが続いているという。
日本からの参加者のポストツアーの行き先にチャアムが選ばれたのは、こうした動きを反映してのことだろう。今回は、ジャック・ニコラウス設計の名ゴルフコースを有するリゾート「スプリングフィールド・ヴィレッジ・ゴルフ&スパ」、今年10月にオープンする「スプリングフィールド@シー」、ソフトオープンして間もない隠れ家リゾートの「ヘイブン」の3ヶ所を視察。夜はホアヒン市街のナイトマーケットを見学した。
ツアーに参加した牧野航空旅行営業本部法人営業マネージャーの高崎敏洋氏は、「日本でもリゾート志向のお客様は開拓精神に富み、新しい場所にどんどん出かけていく。そうした面でチャアムは有望なデスティネーション。また、ホアヒンは王族のリゾート地だったということもあり、夜でも女性やファミリー層でも安心して街歩きができる雰囲気だ」と、今後の販売に自信を示した。また、静鉄観光サービス企画部企画・手配課課長の杉山智之氏は「ホテルをはじめ、実際に現地を訪れないとわからないことが多い。新設のホテルやリゾートであれば、なおさらのこと。今回は収穫の多い視察となった」と語った。
穏やかで高級感の感じられるホアヒンとチャアムは今後、タイが集客で強さを見せるゴルフツアー、ロングステイ、ハネムーンといったニーズでも高まりをみせていくだろう。
洒落たブティックホテルが点在する
注目の古都アンパワ
バンコクから西へ約100キロメートル、マエクロン川沿いにあるアンパワは、古くから交易で栄えた古都。キングラマ2世の生誕地であり、伝統のベンジャロン焼きの産地としても知られる。今、この町はバンコクの富裕層や流行に敏感な層を中心に人気が高まっているのだ。水と田園が織りなす美しい景観、古都ならではの歴史と文化、新鮮な素材を使ったグルメなどがその理由のようだ。
この地域にはクウェー川の支流にあたる366もの運河が張り巡らされ、110の寺院が点在。川沿いでは昔ながらの生活が見られ、新鮮な食材を売る水上マーケットも人気だ。さらに宿泊施設は洗練されたブティックホテルが多い。バンコクから高速道路を使って車で約1時間と日帰りで訪れることのできるロケーションだが、できれば1泊から2泊のショートトリップ先として、バンコクでのシティライフとアンパワでの都会では味わえない上質な田園ライフという、相反するタイの魅力を提案したい。
チャアム、ホアヒン、アンパワの注目リゾート
「スプリングフィールド・ヴィレッジ・ゴルフ&スパ」
http://www.springfieldresort.com
タイでトップクラスの18ホールのカントリークラブで
知られ、いくつものラグーンプールと眺めの良いスパ施
設を持つ。全97の客室は45平方メートルから119平方メー
トルあるゆったりとしたサイズで、ジャグジーと独立型
のシャワーブースがある。3つのバンケットルームがあり
、最大収容人数はシアタースタイルで200名まで。
「スプリングフィールド@シー」
http://www.springfieldresort.com
チャアムの海岸線沿いに建ち、スプリングフィールド
・ビーチ・リゾートに隣接している。客室は44平方メー
トルから平方メートルまでの全105室となる予定で、その
8割がオーシャンビューだ。モダンなインテリアが特徴で
、専用プール付きのヴィラやキチネット付きなど、客室
のカテゴリーは7つに分かれる。
ナチュラルで洗練された隠れ家リゾート「ヘイブン」
http://www.haven-huahin.com
今年5月にソフトオープンしたブティック・リゾート・
ホテル。自然と洗練を両立させた「モダンナチュラル」
をコンセプトに、建築資材やインテリアには自然素材を
ふんだんに使っている。3つのインフィニティ・プールの
先には砂のビーチが広がり、海辺のテーブルで名シェフ
が腕をふるう料理を味わえる。全53室。
「バーン・アンパワ・リゾート&スパ」
http://www.baanamphawa.com
緑の農園と湖をバックに、静かに流れるマエクロン川
の川岸に建つ。スイートを含む全42の客室は、約200年前
に栄えたキングラマ2世時代の建築様式と約90年前のキン
グラマ7世の時代の様式とに分かれ、タイらしさとモダ
ンさが絶妙にマッチしている。リュクスな雰囲気のスパ
施設や水辺のレストランカフェも評判で、こじんまりと
していながらも心落ち着く満足度の高い滞在ができそう
だ。