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ドイツ観光局、デザインと建築のテーマ旅行を提案−モデルコースも設定

  • 2008年8月1日
 ドイツ観光局は2009年、1919年にワイマールで開校した世界最初の造形芸術学校「バウハウス」が開校90周年を迎えることから、デザインと建築のテーマ旅行を提案する。バウハウスは、学長のグロピウスやパウル・クレー、ヴァシリー・カンディンスキーなど現在でも高い評価を受ける芸術家達が教授を勤め、デザインや写真、工芸、建築、舞台芸術などの諸分野で教育が施された。1919年の開校後、1933年にナチスによって閉校させられるまでの14年間で、ワイマール、デッサウ、ベルリンと所在地を変えており、ドイツ観光局ではこの3都市を巡るモデルコースを用意。専門学校や大学の研修旅行、現代デザインに興味を持つ一般旅行者に提案していく。先ごろにはグロピウスらが開発に携わった、「ベルリンのモダン・ジードルング(住宅団地)」が世界遺産に登録されているほか、東京で開催されていたバウハウスの展示会にも多数の来場者があったといい、需要を見込んでいる。


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