ハワイ、上半期は5.7%減の56万人−消費者イベントで旅行会社と協力めざす

  • 2008年7月31日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、6月の日本人訪問者数は供給座席数が前年比15.1%減の12万9873席のところ10.0%減の9万1213人、一人あたりの消費額は8.4%増の284.1米ドル、総消費額は5.2%減の1億4300万米ドルであった。6月までの上半期の累計は供給座席数が13.2%減の80万7860席のところ5.7%減の56万2720人、総消費額は0.5%増の9億780万米ドルであった。HTJディレクターの一倉隆氏は、年間の予想について、「10月以降の燃油サーチャージの動向など懸念材料はあるが、120万人を目指していく。ただし、人数だけでなく総消費額によるハワイ経済への効果も大きな要素」と語った。

 人数ではマイナス成長であるものの、消費額では健闘していることから、プロモーションとしても人数ではなく、体験、文化などに焦点をおき、ハワイへの訪問意欲から、実際の旅行へつなげる実需に重きを置いていく。横浜で7月25日から開催された「ヨコハマハワイイフェスティバル」においてはホテルなどに加わり、エイチ・アイ・エスも出展。HTJによると、「HISでは反応がよかったとの感触を聞いている」としており、こうした消費者との場を活用し、行きたい気分を盛り上げつつ、実際の需要につながる形をつくりたいといい、引き続き様々なイベントにおいて、旅行会社の参画を促していく考えだ。