ユーロスター、ロンドン/パリ間を18本体制に増発−利用客は18%増

  • 2008年7月22日
 ユーロスターは9月8日から、月曜日から木曜日のロンドン/パリ間の運行を1日18本体制とする。また、7月11日から金曜日からの週末についてはロンドン発パリ行きが20本、パリ発ロンドン行きは19本とする。増発により、月曜日から木曜日は2万4000席、金曜日は3万席の供給となる。

 ユーロスターは昨年11月、ロンドンの乗入駅をウォータールー・インターナショナル駅からセントパンクラス・インターナショナル駅に移転。この移転効果による旅客の増加に加え、ヨーロッパ大陸での高速鉄道網との接続も可能なことから、特にイギリス発の乗客は前年から倍増している。なお、ユーロスター全体では今年1月から6月までの半期のチケット販売額は前年比24.7%増の3億6880万ポンド(約790億円)、乗客は18.3%増の463万人となっている。この好調の要因は、イギリス発の乗客に加え、二酸化炭素排出量への意識の高まり、燃料費高騰による航空運賃の高騰などで、鉄道に移行していると分析しており、下半期についても同様に好調な販売と旅客の増加が続くとみている。


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