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シルバースター旅館制度 発足15周年迎える

 全旅連(全国旅館生活衛生同業組合連合会)シルバースター部会(野澤幸司部会長=新潟県湯田上温泉・ホテル小柳)の2008年度総代会が7月8日、東京・新宿で開かれた。全旅連では高齢者や障害者が安心して泊まれる宿を増やそうと1993年にシルバースター登録旅館ホテル制度を設けた。共同トイレや浴室に、手すりや事故発生を知らせる通報装置を設置したり、適切な従業員教育を行っている旅館ホテルをシルバースター登録し、ホームページやガイドブックで旅行者に紹介している。現在、981軒が登録している。

 シルバースター制度ができて今年で15年。制度の推進に本格的に取り組むため、全旅連内にシルバースター部会が発足して、今年で10周年を迎えた。

 佐藤信幸・全旅連会長(山形県かみのやま温泉・日本の宿古窯)はあいさつで、「高齢者や障害者の方々に、どのように利用していただくかは、旅館業界の大きな課題です。もっと高齢者が使いやすい旅館をつくる必要があります。高齢者に特化した旅館があってもいい。そうした旅館ホテルのあり方を、1つのビジネスモデルとして発信していただけたらありがたい」と活動に期待を示した。


情報提供:トラベルニュース社