求人情報
Marriott Bonvoy

ドイツ、ベルリンのモダン住宅団地が世界遺産に登録

  • 2008年7月14日
 ドイツ観光局によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で、「ベルリンのモダン・ジードルング(住宅団地)」が世界遺産として登録された。これは、1913年から1934年にかけて建設された住宅団地で、第1次世界大戦後の住宅不足への対策として、建築家のブルーノ・タウトやバウハウスの初代校長ヴァルター・グロピウスなどが開発に携わったもの。キッチンとバス、バルコニーが付いて十分に外気や光が取り入れられ、機能的かつ実用的な間取りで、割安な住宅であることをコンセプトに設計されており、シンプルな機能美がその後の社会主義的住宅建築や都市景観に多大な影響を与えた。

 登録されたエリアは、「ファルケンベルク庭園街(トレプトウ地区)」、「シラーパーク・ジードルング(ヴェッディング地区)」、「ブリッツ・ジードルング(ノイケルン地区)」、「カール・レギエン住宅街(プレンツラウアーベルク地区)」、「ヴァイセ・シュタット(レイニッケンドルフ地区)」、「ジーメンス・ジードルング(シャルロッテンブルク地区、シュパンダウ地区)」の6地区。これにより、ドイツの世界遺産登録数は33件となり、登録数ではイタリアとスペイン、中国に続き、世界4位を誇る。