九州国立博物館は7月24日、タイ・バンコク国立博物館で、「文化遺産と博物館　〜文化財を守り、伝え、活かす〜」と題したセミナーを開催する。これは、国際協力機構（JICA）との協力で、タイで実施する「草の根技術協力事業」の一環。同事業は、タイへの専門家派遣とタイからの研究者受け入れプログラムで構成しており、文化財をいかに保存し活用するか、どのように地域社会に還元するかに焦点をあて、文化財を活用したタイの地域発展に寄与することをめざしている。

　今回のセミナーでは、九州国立博物館の研究員や文化財保存や考古分野の専門家が、タイの研究者とともに出席。基調講演のほか事例発表やパネルディスカッションを実施する。