IATA、5月の国際線旅客需要は燃油高騰も6%増−貨物需要は急減
国際航空運送協会(IATA)によると、5月の国際線の旅客需要を示す有償旅客キロ(RPK)は前年比6.0%増、ロードファクターは微増の74.3%となった。RPKの増加率は2007年通年実績値のである7.4%増と比べ1.4%ポイント低い成長率であるが、経済環境が弱含みであることを踏まえた予想値よりも上回っている。IATAでは、燃油価格の高騰により、特にアメリカで国内線から国際線へ座席供給量がシフトしたことが影響したと分析している。北米系航空会社の国際線輸送量は8.2%増であったが、国内線は3.3%減であった。なお、アジア・太平洋線の有効座席キロ(ASK)は4.4%増、有償旅客キロ(RPK)は4.5%増となり、ロードファクターは71.4%であった。