ディズニー、香港/東京とアメリカ本土で補完関係に−コアな体験をして欲しい

(ラスベガス発 鈴木次郎) ディズニー・ディスティネーションズのシニア・ヴァイス・プレジデント、セールス&ディストリビューション・マーケティングのクレア・ビルビィ氏がトラベルビジョンのインタビューに応え、「ディズニーの体験を丁寧に伝えていく」と語り、市場にあった取り組みを継続していく考えを明らかにした。ディズニーとしては、アジア太平洋地域でオーストラリアに次ぐ重要度の高い市場が日本であるとした上で、韓国、中国を主要市場と位置づけ。香港ディズニーパークは、東京ディズニーランドの開園のインパクトと同様に、「カリフォルニアのディズニーランド・リゾート、オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに良い影響を与える。短距離には東京や香港、長距離はカリフォルニア、オーランドと補完をしあう関係にある」として、ディズニーを関するテーマパークが世界で相互に需要を喚起しあう関係が構築できているとの考えを示した。

 こうした意味で、日本を含むアジア市場ではMICE関連については東京や香港、ファミリー層、OL層、カップルなど比較的、グループと異なり動きやすい単位の需要についてはアメリカへの誘致も視野にいれ、「新たなアトラクションも多くあり、ディズニーのコアな体験をしてもらいたい」と語った。