トランスアエロ航空、成田/サンクトペテルブルク線就航−交流拡大に期待

プレシャコフ氏は、「旅客の75%が日本発になると想定している」と日本市場に期待。2008年の旅客数は、全体で1万2000人から1万3000人の想定で、2009年には2万人を目指していく。この日本発の旅客のうち、ビジネス需要は「12%から15%ではないか」と予想しており、「2009年には20%まで増やしたい」という。現在、サンクトペテルブルクへの日本企業の進出数は40社を超え、日産自動車の車両組立工場も建設中で、経済交流が進んでいる。一方、観光需要は、2007年のサンクトペテルブルクへの日本人観光客数は、モスクワ経由が約3万人、チャーター便利用が約12万5000人とし、こうした訪問者数は増加に弾みがつくという期待を示している。直行便はモスクワ経由便と比較すると、約3時間の短縮が可能だ。

旅行会社との関係については、「すでに約20社と取引しており、今後もロシアやサンクトペテルブルクの取り扱いに意欲的な会社と連携していく」。なお、需要喚起策として、就航後6月までは燃油サーチャージを徴収しない方針だ。
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