成田、30万回で空港間の国際競争力に対応−当面は22万回を
成田国際空港(NAA)副社長の小堀陽史氏は、先ごろの「成田国際空港都市づくり推進会議」において、発着回数が現在の50%増、30万回にまで増加できるという試算について、「当面の目標の22万回に発着枠が留まったら、(国際ハブ空港の地位は)落ちる。特に、東アジアとの国際競争力に勝てるようにしたい」と今後に向けた意気込みを語った。その一方で、施設、運用、環境と諸課題の解決をはからなければ実現には至らないが、「(空港が拠点を置く成田周辺の)地域から、成田のポテンシャルを聞かれ、説明した」と推進会議の開催理由を明かし、「地域の方からの声があったことが画期的なこと」と評価。説明後も「冷静に地元が受け入れてくれた」と、良い話し合いができたことを強調した。
また、羽田空港の国際化の議論が進んでいることについては「コメントする立場ではない」としつつ、「成田の発着回数が運用上で上限にある状況で、(羽田国際化の)議論になる」とし、当面の22万回の発着回数の増加にむけた諸条件の整備が最重要で、その後の将来像を見据えた30万回の試算であるとの考えを示した。
また、羽田空港の国際化の議論が進んでいることについては「コメントする立場ではない」としつつ、「成田の発着回数が運用上で上限にある状況で、(羽田国際化の)議論になる」とし、当面の22万回の発着回数の増加にむけた諸条件の整備が最重要で、その後の将来像を見据えた30万回の試算であるとの考えを示した。