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現地レポート メキシコ、ロス・バリレス−静かなリゾートで世界レベルのスポーツフィッシング

  • 2008年2月29日
 ラパスから半島の東海岸沿いに100キロほど南下したところにあるロス・バリレスは、コルテス海に面した街の中でもひときわ豪快なフィッシングが楽しめる場所として知られている。狙えるのは100キロから400キロクラスの巨大なブルーマーリンをはじめ、ハタ、シーラ、サワラ、タイなどの大物ばかり。5月から11月を中心に、一年を通じて何かしらのフィッシングが楽しめる。ロス・カボスとはまったく異なり、静かで田舎的な雰囲気をのこしたリゾートタウンで、高級感はあまりない。その分、ホテル料金もリーズナブルで、気張らずにのんびりできる場所だ。

 また、フィッシングのほか、リゾートホテルを基地に、海や砂漠地帯でのさまざまなアクティビティが楽しめる。なかでも気に入ったのは、小さなダウンタウンの周りに広がる荒涼たる砂漠を体全体で体験するような、ATVツアー。どんな地形にも入っていけるオフロード車両のATVを運転して、干上がった広大な川底を延々と疾走するアクティビティだ。周りは岩と砂の灰色の世界。岸辺あたりに砂漠独特のサボテンや低木がまだらに生えるばかり。そんな風景のなか、砂埃を上げながら1時間ほど上流まで行けば、砂漠の中でラリーを行なっているようなワイルドな気分になる。上流にはわずかに川も残り、その中に入ってしぶきを上げて走りぬけるのも爽快だ。

 全身砂まみれになって走りきったあとは、リゾートに戻って水着に着替えプールへ直行。砂漠とビーチリゾートのコンビネーションを存分に満喫することができるだろう。