ヴァージン・アトランティック、世界初のバイオ燃料利用の飛行実験を実施
ヴァージン・アトランティック航空(VS)は2月24日、世界初となるバイオ燃料を利用したボーイング社B747型機の試験飛行を実施した。これはVSをはじめ、ボーイング社、GE・アビエーション、インペリアム・リニューアブル社など航空産業各社が共同で実施したプライト。飛行は、機長を含む合計5名が搭乗し、2月24日にロンドン・ヒースロー空港を午前11時34分発、アムステルダムに午後0時14分に到着したもので、ババスオイル、ココナッツオイルから作られたバイオ燃料を使用したフライトであった。ババスオイル、ココナッツオイルは持続的利用が可能な原料で、リップバームやシェービングクリームなど日用化粧品にも使用されており、航空機やエンジンを改良することなく、航空燃料として使用ができる。今回の飛行結果は、各社で燃料の研究や開発に利用すると共に、航空業界で情報を共有する。なお、今回の結果をもとに、今年後半に改めて飛行実験を実施する予定だ。