観光活性化フォーラム
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VWC2000万人推進室長にスターウッド澤邊氏−満場一致で選出

  • 2008年2月21日
 日本旅行業協会(JATA)は、ビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)を推進するための「2000万人推進室長」を、現日本スターウッド・ホテル株式会社取締役営業・マーケティング本部長日本・韓国・グアム地区統括の澤邊宏氏に正式決定した。4月1日付けの着任を予定している。JATAは2月15日、15人の応募者から書類審査で選出した4名に面接を実施。JATA会長の新町光示氏、海外旅行委員会委員長の佐々木隆氏、同副委員長の菊間潤吾氏、理事長の梅田春実氏が面接した結果、4人全員が澤邊氏を最も高く評価し、かつ合計点も高く、「満場一致」の結果となった。

 澤邊氏は、1969年に日本旅行に入社し、本社外国人旅行センター所長、同社アメリカ法人社長、本社海外旅行部長などを歴任後、JR西日本に出向、本社旅行業担当部長や大阪支社次長を務めた。また、1998年の退職後はロサンゼルス観光局・国際空港アジア・パシフィック地区代表を務め、2003年以降現職にある。

 評価のポイントは、「創意工夫」や「リーダーシップ」、「(旅行会社、航空会社、行政などとの)交渉力」。特に交渉力はVWCが、旅行会社や航空会社、政府観光局、行政、地方公共団体などの「全員参加」を基本とし、更に資金面の交渉を進めるにあたり必須だ。今後澤邊氏は経験を生かし、これらの実現を求められることになる。ただ、4月1日着任であり、実際のロードマップ策定は4月半ばを予定している。