京都と北海道、舞妓イベントで豪州からの訪日スキー客に京都をアピール

  • 2008年2月5日
 京都・北海道国際観光誘致推進協議会は2月6日から9日まで、「雪舞妓イベント」を開催する。京都から芸舞妓3名が北海道でのイベントに参加し、舞の披露や撮影会の開催を通して、特にオーストラリアを中心とした外国人スキー客に京都の魅力をアピールするのが目的。2月6日には富良野市で外国人スキー客と市民との交流ウェルカムパーティや7日には旭川で雪祭り開会式への参加、8日にはニセコで来日外国人パーティへの参加などが予定されている。

 同協議会は昨年度から、京都と北海道の自治体、観光関連団体が、両府道への誘客を目的に設置したもの。日本へのスキー旅行の人気の高いオーストラリアに対し、北海道の雪質のよさと京都での日本文化観光というそれぞれの魅力を発信し、平成18年度のオーストラリア人訪日宿泊者数は、京都市が前年比27.4%増の4万900人、北海道は21.4%増の2万3000人に増加した。また、平成18年から平成19年2月にふらの観光協会が実施したアンケート調査によると、富良野に滞在した外国人スキー客のうち、26.2%が京都に滞在し、立ち寄り先は東京を抜いて京都が1位となっており、北海道でのスキーと京都での観光というパターンが浸透しつつあるという。