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全日空、アジア戦略室を立ち上げ−首都圏空港拡大を視野、LCC検討も

  • 2008年1月16日
 全日空(NH)は1月16日付けで、本社部門内に「アジア戦略室」を新設する。NHでは2010年以降の羽田空港と成田国際空港の容量拡大を見据え、2月に発表する予定の2008年から11年度の中期経営計画で中国を中核にアジアでの事業成長を盛り込む予定だ。新設するアジア戦略室は、成長に向けた戦略を練る部署として設立したもの。

 人員は3名の予定で、室長には北京支店ディレクターの井上慎一氏が就く。4月をめどに、アジア戦略室の活動拠点を上海、香港、シンガポールのいずれかに設置し、市場のニーズを直接把握することで、効果的で効率的なマーケティングを推進していく。具体的な内容は今後決定するが、グローバル・アライアンスの枠を越えた事業展開や、07年末に考えとして示したアジア圏の国際線を主とする格安航空会社(LCC)なども検討する。