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九州7県、昨年7月から9月の宿泊数は860万4780人泊−国交省調査

  • 2008年1月9日
 国土交通省がこのほど取りまとめた2007年7月から9月の宿泊旅行統計によると、九州7県の宿泊者数は860万4780人泊で、このうち外国人は全体の5.6%の48万780人泊となった。前年度調査(06年6月〜8月)の増加率は、のべ宿泊者数が8.7%増、外国人が21.3%増。

 宿泊者数の上位3県は、福岡県の231万1380人泊、熊本県の138万6000人泊、大分県の126万7580人泊。増加率は、佐賀県の14.3%増、宮崎県の11.2%増、鹿児島県の6.4%と続き、福岡県の1.1%増、熊本県の0.3%増。外国人は、福岡県の14万1300人泊、長崎県の11万7830人泊、熊本県の9万4210人泊となり、外国人増加率は、鹿児島県の48.0%増、大分県の31.2%増、長崎県の22.1%増であった。福岡県のみ5.3%減となっている。

 外国人の国籍別は、韓国が26万6590人泊と最も多く、台湾の7万3070人泊、香港3万3750人泊、中国2万4280人泊と続く。韓国のみで外国人のべ宿泊者数の55.4%を占め、台湾、香港、中国を加えた4ヶ国で82.7%となり、近隣諸国からの訪問者が圧倒的に多い。全国の統計では第1位の韓国が20.6%で、2位の台湾が17.2%、3位にはアメリカが11.3%となり、九州で上位を占める4ヶ国の合計シェアは57.6%となっており、4ヶ国と距離的に近いことが訪問者数のシェアにも表れている。