JR3社、東名阪でICサービスの相互利用を開始へ−3月末から

  • 2008年1月7日
 東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)の3社は、「Suica」、「TOICA」、「ICOCA」(以下、スイカ等)による「IC相互利用サービス」を開始し、東海道新幹線と在来線をの乗り継ぎを簡素化すること決定した。開始日は3月29日から。

 「IC相互利用サービス」の開始で、スイカ等のいずれか1枚で、それぞれのICエリア内の各駅を発着駅とする在来線に乗車できるようになる。また、JR東海とJR西日本は「エクスプレス会員」に配布する「EX-IC(エクスプレスIC)カード」を利用する東京/新大阪間の東海道新幹線のチケットレスサービス「エクスプレスICサービス」を開始。従来の「エクスプレス予約」で乗車前に受け取る紙の切符を「EX-ICカード」に置き換えたサービスで、あらかじめ携帯電話やパソコンで予約し、同カードを新幹線改札機にタッチするだけで乗車できる。

 新幹線用の「EX-ICカード」とスイカ等の都市圏用のICカードを使い、東海道新幹線と在来線を簡単に乗り継ぐことができる「IC乗継サービス」も同時に開始する。これにより、新幹線の乗換改札口では、「EX-ICカード」と「Suica等」を2枚重ねて新幹線改札機にタッチするだけで通過でき、在来線区間は普段のICカードと同様に利用できる。なお、現行の「エクスプレス予約(e特急券+乗車券)」も継続する。

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