国内線の年末年始、九州、沖縄好調でスカイマーク大幅増、北海道も回復傾向

  • 2007年12月25日
 国内線の年末年始(12月28日〜2008年1月6日)の予約状況は、提供座席数が前年比1.0%減の419万1743席、予約数が0.01%減の277万1347人で予約率は66.1%と、ほぼ前年並みで推移している。対象の航空会社は全日空(NH)、日本航空(JL)、スカイマーク(BC)、エア・ドゥ(HD)、スカイネットアジア(6J)、スターフライヤー(7G)の6社。提供座席数はNHが1.6%増、9月14日から関西線を就航した7Gが17.9%増としたほかは減少させたが、旅客数ではNHと7Gに加え、BC、HDも前年より上回っている。

 方面別では九州と沖縄が好調のようだ。JLは提供座席数をそれぞれ7.3%減、6.0%減としたため、旅客数も減少しているが、NHでは九州が3.4%増の40万4878人、沖縄が3.2%増の20万2320人。スカイマークは福岡線が23%増の4万2256人、那覇線が104.9%増の1万3492人となっている。ただし、6Jは宮崎線で提供座席数を7.6%増としたが、旅客数は3.4%減と振るわず、その他の熊本、長崎線も予約率を落としており、九州も方面別で差異が見られるようだ。一方、北海道は、JLの予約数が1.3%増となったほか、HDも提供座席数を2.9%減としたものの旅客数が0.7%増となっており、復活の兆しが見えている。各社の動向は下記の通り。


▽航空会社/提供座席数(前年比)/旅客数(前年比)/利用率
全日空:203万7995席(1.6%増)/132万5828人(1.2%増)/65.1%
日本航空:188万240席(3.7%減)/123万3529人(3.4%減)/65.6%
スカイマーク:13万2777席(2.9%減)/10万3485人(30.3%増)/77.9%
エア・ドゥ:6万1851席(2.9%減)/5万184人(0.7%増)/81.1%
スカイネットアジア:4万1498席(1.4%減)/2万9505人(11.2%減)/71.1%
スターフライヤー:3万7382席(17.9%増)/2万8816人(27.0%増)/71.6%
合計:419万1743席(1.0%減)/277万1347人(0.01%減)/66.1%

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