国際観光振興機構（JNTO）上海事務所は、11月23日から25日に日中文化・体育交流年の記念事業として開催された「江蘇ジャパンウィーク in 南京」で、ビジット・ジャパン・キャンペーン（VJC）のブースを出展した。同イベントは在上海日本国総領事館とJNTO、JETRO、地方自治体上海事務所、南京日系企業有志会から構成される実行委員会が主催したもの。イベントは日本の文化や観光を中心に構成し、著名漫画家によるアニメ講演・交流会、生け花の実演・展示会などを行い、2000名以上の来場者で賑わったという。

　観光ピーアールではVJC実施本部や大阪府、九州観光振興機構など6者がブースを出展。特にVJCブースでは南京市の主要旅行会社のツアー商品を掲載したチラシを配布し、誘客に結びつく販売活動を展開した。江蘇省からの訪日旅行では、上海経由で東京／大阪のゴールデンルート、中央道ルート、北海道の人気が高いことから、今後JNTO上海事務所では、旅行会社に対してさらなる日本への送客とツアーの多様化を促進。また、消費者向けには日本の地名度向上と訪日旅行の意欲増進を働きかけていく考えだ。