ロンドン、ユーロスターの新駅「セント・パンクラス・インターナショナル」がオープン

  • 2007年11月15日
 ユーロスターはロンドンの新たな発着駅として、セント・パンクラス・インターナショナル駅の使用を11月14日から開始した。これはウォータールー駅の発着が移行したもの。11月6日には記念式典が開催され、エリザベス女王をはじめVIPが出席したという。

 新たにセント・パンクラス・インターナショナル駅で、ユーロスターはロンドンと大陸のブリュッセル、パリは20分超の時間が短縮可能となる。これはイギリス南東部で新たに専用路線「ハイスピード1」が敷かれたことで、これまでよりも高速で走行が出来ることによるもの。ロンドン/パリ間は2時間15分、ロンドン/ブリュッセル間は1時間51分となる。

 なお、新たなセント・パンクラス・インターナショナル駅構内にはファーマーズ・マーケット、ヨーロッパ最長となる90メートル以上の長さを誇るシャンパン・バーなどが特徴だが、ヴィクトリアン・ゴシック様式の「セント・パンクラス・チャンバース」は現在、改修工事を行っている。2009年には5つ星ホテルがオープンする予定だ。


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