成田、免税店など非航空系収入の割合が上昇し、売上高は過去最高−中間決算

  • 2007年11月15日
 成田国際空港の2008年3月期中間決算(平成19年4月1日〜9月30日)の売上高は過去最高となる前年比10.7%増の1006億600万円、営業利益12.5%増の203億3000万円、経常利益19.3%増の157億3100万円、中間純利益16.9%増の77億円となった。セグメント別では、空港運営事業で旅客サービス施設使用料については外国人旅客の増加もあり、1.6%増の134億7000万円となったが、空港使用料収入は機材の小型化、低騒音化による着陸料収入の減少で265億4900万円に留まった。また、非航空系収入の増加を目指しているが、南ウイングの「narita nakamise」、第2旅客ターミナルの「ナリタ5番街」のオープンによるリテール事業は50.8%増の269億300万円と好調に推移した。これにより、航空対非航空の収入割合は53対47となり、前年同期の58対42から収入割合が非航空系に移ってきている。なお、通期でもこの比率を見込んでいる。

 なお、今期の通期見通しはリテール事業が好調なことから営業収益が約14億円増の1992億円(期初見込み:1989億円)、営業利益300億円(同:257億円)、経常利益204億円(同:154億円)、中間純利益82億円(同:54億円)と上方修正する。