ワタベウェディング、中間期売上高5.2%増、国内・海外で着実に施策講じる

  • 2007年11月9日
 ワタベウェディングの平成20年3月期中間決算(平成19年4月1日〜9月30日)の売上高は前年比5.2%増の163億5500万円、営業利益4.2%増の6億9800万円、経常利益2.5%増の7億2300万円、中間純利益は18.1%減の3億4600万円となった。売上高のうち75%、前年比7.4%増の122億6445万5000円が挙式関連となっている。ワタベウェディングは2010年(平成22年)に連結売上高500億円、連結経常利益50億円、経常利益率10%をめざした中期計画をまとめているが、その初年度の今期は事業基盤、体制整備を進めた。

 主力の海外挙式は専門サイトを開設し、海外で挙式を検討するカップルの不安、疑問の解消を狙ったほか、8月には香港に100%出資子会社を設立して日本市場からの拡大を図った。国内挙式は福岡山の上ホテルの運営権を取得し改装を進めたほか、沖縄でのリゾート挙式の取り組みも図った。また、大阪をはじめ、宇都宮、新潟へ出店して商圏拡大に努めたほか、各地で店舗リニューアルを行った。

 なお、今年度の婚姻届出数は73万組の見通しだが、アジア市場を視野に入れた事業展開、さらにバリ地域での挙式プロデュースを再開するなどで、通期の売上高は12.0%増の380億円、経常利益6.7%増の28億円、当期純利益64.9%増の15億円をめざす。