JATA奥山氏、CITM規模拡大で旅行博に「危機感」−国の後押しを
日本旅行業協会(JATA)は11月1日から4日まで、昆明で開催された中国国際旅游交易会(CITM)に、日本パビリオンの一員として出展した。今年のCITMは中国国家旅游局、雲南省人民政府、中国国家航空局の3つの国家機関が主催して開催され、90ヶ国・地域が参加。中国以外の国際出展者に限ると前年比30.7%増の366社・団体と大幅に増加している。参加したJATA事務局長の奥山隆哉氏はCITMを振り返り、「JATA旅行博も負けてくる。民の力だけでは追いつかず、国の後押しがあった方が有効」と、危機感を示した。
CITMとJATA博を比較すると、JATA博の出展者数は134ヶ国・地域の772企業・団体参加数でCITMより多いが、ブース数は948で、昨年のCITMの2500を下回っている。また、出展者の内訳を見ても、航空会社やホテル、MICE施設など、幅広く集まり、「層の厚さは旅行博にない」と評価。デスティネーションでは今年JATA博に出展しなかったカナダが大規模なブースを出展したほか、ギリシャやインドなどが「オフィシャル・パートナー・カントリー」として、大きなスペースを確保。また、バイヤーも国家が予算を出して招待しており、「国が先頭に立って牽引し、多様な出展者、バイヤーを誘致」している。日本人のバイヤーは30名ほどが招待を受けて参加している。
また、CITMは中国国内の出展が半数を占め、国を挙げてイン/アウト共に力を入れている。これに対し、JATA博も日本を打ち出し、国際的に重視される展示会とするには旅フェアとの合同が「望ましい」とし、「コンセプト変更も必要。共催を再考する時期」とラブコールを送っている。さらにはYOKOSO! JAPANトラベルマートを含めた開催も、検討する意向を示した。
CITMとJATA博を比較すると、JATA博の出展者数は134ヶ国・地域の772企業・団体参加数でCITMより多いが、ブース数は948で、昨年のCITMの2500を下回っている。また、出展者の内訳を見ても、航空会社やホテル、MICE施設など、幅広く集まり、「層の厚さは旅行博にない」と評価。デスティネーションでは今年JATA博に出展しなかったカナダが大規模なブースを出展したほか、ギリシャやインドなどが「オフィシャル・パートナー・カントリー」として、大きなスペースを確保。また、バイヤーも国家が予算を出して招待しており、「国が先頭に立って牽引し、多様な出展者、バイヤーを誘致」している。日本人のバイヤーは30名ほどが招待を受けて参加している。
また、CITMは中国国内の出展が半数を占め、国を挙げてイン/アウト共に力を入れている。これに対し、JATA博も日本を打ち出し、国際的に重視される展示会とするには旅フェアとの合同が「望ましい」とし、「コンセプト変更も必要。共催を再考する時期」とラブコールを送っている。さらにはYOKOSO! JAPANトラベルマートを含めた開催も、検討する意向を示した。